山下達郎@氣志團万博

01.ハイティーンブギ
02.Sparkle
03.Bomber
04.硝子の少年
05.アトムの子(with 竹内まりや)
06.恋のブギウギトレイン(with 竹内まりや)
07.さよなら夏の日

ハイティーンブギを初めて聞いたのは17歳(82年)の時。達郎さんが作曲したのを当時既に知っていたので、いつか本人の歌唱で聞きたいなと思っていたのが35年ぶりに叶った。しかもライブ!!1曲目!!

この曲は81年にリリースされた「ブルージーンメモリー」の続編だと勝手に僕は思っていて(作詞はどちらも松本隆先生。この曲の作曲は京平先生)、その世界観を達郎さんなりに咀嚼したんだなと感じてました。「ハイティーンブギ」の方がロックテイストが強くて好みでした。

ハイティーンブギというのは当時大人気だった牧野和子先生の漫画が原作で。ホットロードよりもファンタジー感強めなんですが、当時のヤンキー漫画の金字塔です。
大好きだったエピソードがあって、達郎さんはそれまでのマッチの曲を全部聞いて、彼が一番かっこよくなるキーでメロディを作ったと。

同じことは「硝子の少年」にもあって、「君たちが大人になっても歌える曲を作ったから」という話もぐっとくるんです。

その2曲が聴けただけでも今回は最高でした。

あと、音響がよかった!!
ホールでのライブだと歌が一番前にあってバックは引っこみ気味なのですが、今回はバックの演奏もラウドで(でも凄く聴きやすいバランス)
システム、エンジニアさん、プレイヤーの呼吸がばっちりでした。
それでこのファンクチューン連発ですよ。たまらなかった。

いつもは3時間のライブをやってる人が40分で表現しようとした時何をやるのかという凄みがびしびし伝わってきました。

「さよなら夏の日」でカップルで来てた男の子の方が泣いていたとか。いい話だなぁ。
この曲は達郎さん高校時代の甘酸っぱい思い出がベースになっているとのことで。
60歳を超えた達郎さんが自分のティーンエイジを歌い、それが今の若者にも届くという。
美しいなぁ。ポップスってかくあるべきですよね。

いいもの見させていただきました、ありがとうございました!

一つだけお願いがあるとすれば、最近の曲ももっとライブでやってほしいです。Ray of Hopeに入っているNever glow old、My mornig prayerとか大好きなんですけどねー。