ブライアンセッツァーオーケストラ@TOKYO DOME CITY HALL
実は今まで生で彼のギターを聞いたことはなかったのでした。
20代の頃からずうっと聞いてきて、DVDもYoutubeもいつも見まくっていたのに。
自分のオールタイムギターヒーロー。
遂に見ることができました。
会場には普通の人も勿論いますが、湘爆とハイティーンブギが混ざった感じ強め。
そしてなぜかYAZAWAの名前が入った革ジャン着てる人も。
年齢層は勿論自分と同じか上。
いい意味でなんか嬉しくなりました。
自分にとってストレイキャッツ/ブライアンセッツァーはパンクとロカビリーを結びつけてくれた人。
クラッシュやジャムを知ったのと同じ時期にストレイキャッツも聴き始めたので、同じ匂いを感じていたんですよね。
当時はホコ天ブームとかもあり、そこで踊ってるローラーの人にも無論支持されていたし、絶対数としてはそっちの方が多かったでしょう。
でもラバーソールはパンクスもローラーも両方履いていたし、クラッシュのファッションもどことなく50’sな匂いもあったし。
なんかそういう流れの中で好きになっていったんですよね。
勿論ギターサウンド/テクニックにぶっとばされたというのもありました。
しかし、会場には若者も結構な数いたんですよ。それもうれしかったなぁ。
ヨンスくんみたいなめちゃめちゃカッコイイ、髪をなでつけてライダース、スリムのブラックジーンズに白Tのモデルみたいな男の子が一人で来てたりとか。
どこで知ったんですかね。お父さんお母さんの影響かなぁ。
いい光景でした。
今日のメインギターは2本。本編ではそれを5,6曲ごとに取り替えてました。アンコールでグリーンのモデルを一回だけ使ってました。
どれも新しいシグネイチャーだと思います。
アンプはフェンダーベースマン。エフェクターはRE-301。301は外装が黒じゃなくてベージュになってました。アンプに合わせてるんですね。
おしゃれ。
極上のトーンとテクニック、ため息しかでなかったです…。
死ぬほど大好きなsleepwalk、素晴らしすぎた….。
グレッチのマスターボリュームを細かくいじってトレモロみたいな効果だしたりとか。
ビグズビーもピックアップセレクタも指もピックも総動員で。そこにテープエコー。
ギターインストのある種極北です….。
あぁ、なんて美しい若い頃のお姿。
今回初めて行こうと思った理由の一つがトムペティのトリビュートをやってくれるという噂を聞いたからというのもあり。
グレンキャンベル、トムペティ、彼らの曲をカバーしてくれました。
この二人とは共演経験があったんですね。
トム・ペティとグレン・キャンベルへの想い
ブライアンセッツァーがトムペティの曲をやってくれるなんて、自分的には涙なくしては見られませんでした….。
その模様はこちら。
ロカビリー、ロックンロール、さらに遡ってビックバンド、あと今日はチャイコフスキーの曲もやってました。
古き良きアメリカのルーツミュージックを正しく引き継いでいつつも、決して懐メロに聞こえないところがすごい。
先日紹介したビル・フリーゼルにも通じるものがあります。個人的意見ですが。全然違うといえば違いますが。
例えばブルーノマーズとかも古のソウル、ファンクへのリスペクトが感じられるし、そういう流れの中で若い人も好きになったりしてるんでしょうか。
だとしたらすごく嬉しいことです。